「太陽フレア」の生活への影響について話題となり、「宇宙天気予報士」なる資格の創設が望まれています。どんな資格になるのか?難易度は?など予想してみました。
宇宙天気予報ってなに?
なぜ宇宙天気予報が必要になるの?
太陽には活動の周期があります。活動が活発になると、太陽の表面では「太陽フレア」と呼ばれる大きな爆発が起こります。
この「太陽フレア」が、地球の磁場に影響を与えて、最悪の場合はテレビ放送や携帯電話などの通信機器に障害が発生する(使えなくなる)と心配されているんです。
そのような事態に備えて、太陽の活動を観察して状況を把握し、動きを予報するのが必要となるんですね。それが「宇宙天気予報」です。
現在の宇宙天気予報
これまであまり知られていませんでしたが、この「宇宙天気予報」はすでに実施されており、誰でもネットで確認することができます。
国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)の公式サイトで見られます。
この「宇宙天気予報」を見ても、それぞれのグラフが何のレベルを表す項目なのか?知識のない一般人には理解ができませんね。
宇宙天気予報士資格とは?
「宇宙天気予報」はすでにあるので、次にそれをわかりやすく伝える人が必要になるのではないか?という話になったわけですね。
専門知識のない私たちがNICTの公式サイトで「宇宙天気予報」を見たところで、「???」とわからないことだらけですから。
「宇宙天気予報士」とは、通常の天気予報でいうところの「気象予報士」のようなものでしょうか。
総務省の有識者会議が民間資格「宇宙天気予報士」の創設を提言しているのです。
宇宙天気予報士資格試験はどんなものになる?
ほかの資格試験を参考にすると、試験は1次試験と2次試験の構成になるのではないでしょうか。1次試験で知識を問われ、2次試験で予報の実技を問われる形式になると予想します。
宇宙という専門分野、実際の生活に影響を与える要因などの知識も必要で、内容はかなり高度なものになるでしょう。マニアックな資格といってもいいかもしれません。
実際に資格が創設され、試験が実施されてみなければ、競争率や難易度がわかりませんので「宇宙天気予報士」という資格が世の中でどのような立ち位置になるかは今はわかりません。
気象予報士との比較
「気象予報士」は国家資格ですが、「宇宙天気予報士」は民間資格で検討されています。これは、かなり大きな差ではないでしょうか。
通常、国家資格は様々な活動の必須条件となることが多いです。対して民間資格は、資格の有無よりも実務経験を重視される傾向にあります。もちろん、その傾向も資格によって差はあります。
「宇宙天気予報」を担う職業も、資格を持っていることより実務経験が重視される可能性はありますね。
まとめ
「宇宙天気予報士」の資格は、これから創設が検討されるという段階で、まだ何もはっきりとしたことが決まっていません。
ただ、国家資格ではなく民間資格として検討されていることは覚えておいたほうがいいですね。