滋賀県・日野町の「藤村本家」は、築240年の近江日野商人の古民家を改装して利用している漆・金継ぎ工房です。多くの人々に「金継ぎ」を身近に感じてもらおうと金継ぎ教室をオンラインでも実施したり、体験ワークショップも行っています。金継ぎをやってみたいけど、料金は高くないの?費用はどのくらいでできる?手先が器用じゃないけど?など、気になることをまとめてみました。
本格的に始めてみたい方向け
日程自由!金継ぎ教室
都合の良い日程とお時間で予約できる基本の金継ぎ教室です。
受講料
・入会金8,000円(税別)
・3回分12,000円(税別)※1回2時間程度
・漆などの材料費消耗品費込み(道具類無料貸し出し)
・金粉は各自別途購入
完成までに必要な教室の回数
・簡単なものでも「ひび」で5回くらい
・「欠け」で6回くらい
・「割れ」で7回くらい
持ち物
・割れ、欠け、ヒビなどを修復したい器
(かけらがすべて揃わない場合や、お手持ちの器がない場合も相談可)
遠方でもOK!オンライン教室
遠方でも「藤村本家」のオンライン教室(ZOOM使用)を受講できます。
個人レッスン・グループレッスン、どちらでも。
受講料
・入会金なし
・3回分10,500円(税別)※1回1時間半程度
道具と材料
・各自購入
購入可能な店舗の案内可能
「藤村本家」で一式購入も可能(申込時見積)
金粉以外の道具材料8,000~10,000円程度
金粉は時価(参考:10,000円前後/g)
ちょっと自信がない方向け
まずは体験!ワークショップ
Aコース:
受講料 8,000円(税別)
いろいろな工程を体験し、用意された器に金粉を蒔きます。仕上げを施された後、郵送などの方法でお手元へ。(器、材料費、金粉代込み)
Bコース:
受講料 5,000円(税別)※2時間程度
修理したい器を持ち込み、最初の工程を自身で行います。その後、完成までの修理を別料金にて依頼可能。
すべてお任せ!金継ぎ修理
国産本漆を使ったすべてお任せの修復です。
割れ 6500円(税別)~
欠け 4000円(税別)~
ヒビ 3000円(税別)~
状況により料金が変わります。見積無料。
金継ぎとは
金継ぎとは、欠けたり割れたりした器を修復する技術のことです。
「金」と名前がつくので、金で修復されているのかと思われがちですよね。
実際は、接着部分や凸凹を埋めるのは漆です。
漆で元の形に戻った器の継ぎ目を「金粉」で仕上げるため、「金継ぎ」と呼ばれているんです。
この金が模様のように見えて、修復というよりも新しい模様に生まれ変わったように見えることもあり、近年人気となっています。
藤村本家 漆・金継ぎ工房の詳細
住所 | 〒529-1603 滋賀県蒲生郡日野町大窪792 |
公式HP | https://www.fujimura.house/ |
お問い合わせ | kintsugi@fujimura.house |
まとめ
以上、「藤村本家 漆・金継ぎ工房」についてまとめてみました。
初心者にもやさしい教室や体験ワークショップまで用意されていて、気軽に金継ぎが始められそうですね。
物を大切にするという金継ぎの技法を、大切に引き継いだ古民家で学べるなんて素敵です。