メープルシロップといえば「カナダ」のイメージですが、日本にも国産メープルシロップがあるんです。埼玉県の小鹿野町(おがのまち)にある「MAPLE BASE(メープルベース)」というお店では、国産メープルシロップを使ったメニューが味わえるとのこと。国産メープルシロップについて調べてみました。
国産メープルシロップはどこで採れるの?
カエデの木から樹液を採り、煮詰めてつくるメープルシロップ。パンケーキやフレンチトーストなどにかけると柔らかな甘さに幸せな気分になります。
普段スーパーなどでは、カナダ産のメープルシロップしか見かけませんし、国産のメープルシロップがあるなんてあまり知られていませんよね。
国産メープルシロップの採取と製造は、埼玉県秩父の森で「木を切らない林業」を目指して始まったそうです。
森を守るために、カエデの木1本につき樹液を採る穴は1つしか開けないとのこと。そのカエデの木も大きいもののみと決めているので、そう多くのメープルシロップは採れません。
しかもメープルシロップは煮詰めて使うので、採れた樹液の40分の1の量になってしまうのです。大変貴重なものですね。
「MAPLE BASE(メープルベース)」ってどんなお店?
秩父市と小鹿野町にまたがる自然を利用したテーマパーク「秩父ミューズパーク」の中にあるカフェが「MAPLE BASE(メープルベース)」。秩父市出身の井原愛子さんが、秩父の森で採れるメープルシロップを広めるために始めたカフェです。
このカフェの中には「メープルシロップ製造研究所」もあり、メープルシロップ製造機械、エバポレーター(シロップを煮詰めるときに使う蒸発機)を見学できます。
カフェのメニューは、数種類のパンケーキ中心。秩父産メープルシロップはトッピングとして別料金になります。希少価値を理解していれば、別料金も納得できますね。
「MAPLE BASE(メープルベース)」の詳細
住所 | 埼玉県秩父郡小鹿野町長留1129-1 秩父ミューズパーク内 |
電話番号 | 0494-26-6150 |
予約 | 不可 |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 水曜日 |
国産メープルシロップは販売されてるの?
秩父産メープルシロップは「MAPLE BASE(メープルベース)」カフェ内での販売となります。
数に限りがあり、必ず入手できるとは限らないようです。60gで3,240円(2021年9月時点)。希少性があるので高価ですね。
カエデの樹液を使った「カエデウォーター」であれば、オンラインショップで販売されています。が、こちらも売り切れのことがあるようです。
まとめ
以上、国産メープルシロップについてまとめてみました。
- 国産メープルシロップは秩父の森で採れる
- 「MAPLE BASE」ではパンケーキが食べられる
- 秩父産メープルシロップは「MAPLE BASE」で買える
国産のメープルシロップと外国産のメープルシロップ、同時に食べて味を比べてみたくなりますね!